ゆっくりと本でも開いて時が経つのを楽しもうか。

それとも目的地の事で頭がいっぱいかい。

いつ電車が動こうなんて僕らが知れる事じゃあない。

一緒に乗っている仲間とゆっくり話せるいい機会かも知れないね。

耳だけでなく心を寄り添えて、

そうしている内に僕は発見するのさ1人のお方を。

それは普通の格好をしていて、普段通りに過ごしていると気がつけないんだ。

身体が止まった時、心の目がその方の変装を見破るのさ。

その時、この時間を楽しめる。

電車が動き出した後も、降りた後も、何処にいても。

 

終わり